人狼議事

60 ─昨夜、薔薇の木の下で。


【人】 さすらい人 ヤニク

[救われるのは怖かった。
 痛みを抱えていることに慣れすぎて、
 痛みを抱えていることが贖罪なのだ、
 救われてはいけないと、そう思っていた。

 あの夏を終わることが許されて、けれど新たに重ねた罪の先。]


 ――……イアン、


[名を呼んで、その部屋の扉を叩く。
 そして知るのは、自分がまだ終わらぬ昨夜の中にいること]

[わかっていた][自分がこの手で壊したもののこと]
[けれど、ほんの少しだけ浅はかな幻想を見たのだ]

[―――救われてもいいのかもしれないと*]

(172) sen-jyu 2011/08/14(Sun) 10時頃

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