人狼議事

275 突然キャラソンを歌い出す村


【人】 座敷守 亀吉

― 夢の中、更に、場面変わって ―

「その女は駄目だ」

[どうして、と叫ぶ自分の姿は今よりももっと大人にも思うし、今と似たような姿にも思う。隣に立っているのは―――ああ、まぎれもなく、彼女だ。お互いの右手、薬指に同じデザインのリングが嵌っていた。夢だと解っているのに、少し嬉しく思うところだったのかもしれないが、それよりも。
 婚姻が自由とされるこの家で、相手を否定されるのは信じられなかった。
 ――― それどころか、]

「傍にいるのも許可できない」
「もっと早くに気付いていれば」

「その女の力は、血を脅かす――…!」>>1>>2

[隣で小さく上がる悲鳴、彼女を排除にかかってきたのだと気付くと、自分の中の何かがぷっつりと音をたてたのが解った。
 それは、堪忍袋とかではなくって、今まで信頼していたものが、なくなった音だ。

 考えるより先に狼の姿で彼女を守り、そのまま攫って――― もうこの家に、戻る事もないのだろうと……。]

(170) 2018/03/31(Sat) 13時頃

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