ンで、誰が平和に食わせてやるっつった?
[グイ、と強引に器に指をかけ取り替えさんとしーーバイクに跨ったままの自分より少し下、ふんぞり返る赤髪の上で、傾ける。
ひっくり返す、と言った方が、正確かもしれないが。
うまくいけば、熱々を全身で堪能して頂けたかと思う。
死人の癖に火傷がどーとか、グチグチ言うなよ、とまでは言わずとも、ニッコリと、サイコーの笑顔を浮かべて。]
ミッション達成だぜ、死神サマ。
今後はーー相手と言葉を選んで遊ぶ事だな。
[俺はーー或いは、俺たちは。誰かさんの駒だとかお人形だとか、そういうのが何より嫌いなのだ。
さて、やる事をやったら、ずらかるに限る。
幸いなことに、親切なお兄さんが大きなヒントをくれたので、コドモに探させる必要もなさそうだ。
行くぞ、と背後に叫ぶと同時に、鉄の塊が悲鳴を上げる。急発進。
グン、と風を切り、死神だろうが雑音だろうが、進路を邪魔するようなら撥ね飛ばして進ぜましょう。]
(169) 2015/03/11(Wed) 15時頃