人狼議事

184 【肩書遵守】Lunatic Nights in Heathling


【人】 詩人 ユリシーズ

 いやあ、私のは、あくまでフィクションですから。

[エリオット氏は力なく笑う。
取材の過程で、頑なに伝説を信じる年寄りには、幾人か出会った。
しかし、伝説は伝説。ただの御伽噺だ。]

 犬の流行病に乗じた殺人事件、ってのはありましたね。
 病で凶暴化した犬の仕業に見せかけたやつ。
 まあ、「喰われた跡」っていうのが本当なら、野犬か何か、なのでは?

[体を起こして、反対に背もたれに寄りかかるようにして、組み合わせた手をそのまま頭上に伸ばした。

そうしながら、踊り子――フランシスカの横顔を覗き見る。褐色の肌に流れる黒髪が美しい。翅を休める蝶のごとく、呼吸とともにかすかに揺れる胸元――からは、急いで目を逸らした。]

(156) 2014/07/10(Thu) 23時半頃

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