─宿屋(酒場)─
[外が冷え込んでいるせいか、一歩足を踏み入れると足の裏からじんわりとした痺れが走った。
どれほど自分が冷えていたかを改めて自覚すれば、急ぎ足でパルックの元へと向かう。
昨日会うことは出来なかった分も込めて挨拶すれば、子供の頃に気に入っていた野菜のスープを勧められたから丁重にお断りしてホットワインを手に辺りを見渡す。
そこで見かけた一人>>141に目元を綻ばせれば声をかけた。]
や。さっき振り。
連れの女の子とはもうお別れ?
[茶化すような言葉をそのままに許可もなく腰を下ろそうとする。
何気無く視線を目配せすれば、さっきの女の子>>143も見つけられたけれど、何かを見ているようだ。
自然、視線を移ろわせれば小太りの男>>128とその人物に声をかけるドロテアの姿>>129]
随分と村も賑わっているようで。
あの二人はどちら様?
(149) 2015/05/26(Tue) 22時半頃