人狼議事

196 【飛入歓迎】秋のすずなりの男子高校生村


【人】 調律師 ミケ

― 放課後・教室 ―

[自分の席から荷物を取り、ふと視線を外に向ける。窓から見える中庭には金木犀と、見慣れない格好をした仁科の姿>>100
秋の気配が色濃い最近は、昼間は暖かくとも陽が落ちてくる夕方は寒いだろうに。あんな風に上半身裸で特訓に励む姿を最初に見たのはいつだっただろう。思い出せるほどの記憶力は哀しいかな、備えられていなかった。

体を動かし、時折汗を拭う様は教室で教科書を読んでいるいつもの姿からは想像することも出来ない。
特定の物事には没頭するタイプらしいことは何となく見ていて感じていたことだが、ある時生徒が倒れたと話題になったあれは、もしや仁科のことだったのか。
とはいえ本人に聞く機会も深い理由もない以上、忘れてはふと思い出し、また忘れを繰り返していた。]

ああいうのを、文武同僚と言うのだったか。

[間違えた言葉を漏らしつつ、きょろきょろ辺りを見回す仁科>>138の視線の先をつい追いかける。顔の向き的に、あそこは職員室だったはずだ。教師と話してでもいるのだろう。
窓から投げられた何か>>120を受け取り、頭を下げる仁科から目を離し、教室を後にした。*]**

(149) 2014/10/03(Fri) 18時頃

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