ふぅン……。
[滑りに任せて、くるくると入り口を撫でていた親指。閉じた襞に意図的に爪先を引っ掛けては、きゅう、と反応するのを愉しんでいたのだけど]
じゃあ… やっぱ、まだ座らしたげない。
[第一関節を蕾の中に埋め込めば、内側からじわりと欲の残渣が滲み出て。すっかり綺麗になった内股を噛みつつ舐めつつ、這っていた舌を押し当てて、前歯で柔い皮膚を噛む。
親指は難なく彼の中に姿を消し、中のかたちを確かめるようにぐにりと辿れば、手首に一筋白いものが到達した]
先輩のココ、…女のコみてー…。
ねぇ。ナカって、気持ちいいの?
[先刻は味わう余裕の無かった、自分の指を包み込む壁や、何かを堪えるような先輩の顔に興奮するなって方が無理な話で。
意地悪な質問を投げつつ、もう片方の手は仕舞ったばかりの自分のソレに伸びる。
埋める指と、似たような動きで自分を慰めて、彼の内股に熱い息を吐き出した]
…っは… ねー もーオレ、だめかも…
[ダメなのは。人前で自慰に耽る自分か、男に欲情してる自分か、また突っ込みたいなんて考えてる自分か、どれかなんて分からないけど兎に角、勃っちまったもんは しょーがないのだ]
(148) 2014/10/27(Mon) 22時頃