― 回想/朝方、ドロテアの店 ―
[ドロテアの返事に淡い期待が急速に萎んでいく。>>125
聞こえて来た謝罪に直ぐに首を振り、慌てて笑顔を作った。]
そうですか…。いえ、お祭りに行くついでだった、ので。
お天気ばかりは、どうしようもないですもんね。
[着ていくお洋服がないとは言えない。
お気に入りの洋服だったから。それを着てお祭りに出掛けようと思っていた。金銭的な余裕がないせいもあり、持っている洋服の数も少なくて。
普段、服装なんて気にしない。久しぶりに幼馴染みとお祭りに行くだけだというのに。]
…ドロテアさんは、むかしのお祭り。…結婚される前は、お祭りにどんな風に参加してらしたんですか…?
[首を傾げるドロテアをじっと見つめる。彼女の若い頃が気になって、ちょっとだけ。話しを聞かせて欲しいとねだった。*]
(145) 2015/05/26(Tue) 22時半頃