>>139
ネ…。
……。
[ネクの名を呼ぼうとして、やめる。
彼女の体から少し力が抜け、意識を失ったのがわかった。
眠った、ということは、そうしたいと体が求めたのだろう。
ソレを咎めるロボットがここにはいないのだから、寝かせておいてあげたほうがいいだろうかと、声をかけるのをやめた。
それからリーネと目を合わせると、彼女が不安を感じているのがよくわかった]
…大丈夫、きっとちるはなにも何か理由があったんだよ。
[目がこんなになってしまうほど蹴る理由など、想像もつかないけれど…少しでもリーネを安心させたくて、微笑む。
けれど、自分の感じている不安が、その笑みを困惑にゆがめた]
……リーネは、どう思う?
自分のオリジナル…怖い?
私は…ホリーは怖くないと思う…。
私たちはオリジナルのためにいるなら…何かしてあげたい。
(143) 2011/10/01(Sat) 19時半頃