人狼議事

191 忘却の箱


【人】 露店巡り シーシャ

ほっせえ、なぁ…

[小さな肩口に顔を押し付けて、見られないように。
華奢な身体は力を籠めれば簡単に手折ってしまえそうで、それが余計に哀しかった。

シーシャ。腕の中で、聞き慣れた声が呼ぶ。
柔らかい髪に指を差し入れて、彼女の頭を痩せた胸に押し付けた。
少しくぐもった声が、言葉を発する。>>140
無意識かもしれないそれは、繰り返された些細な悪戯の後の、お決まりの報告で。

うん。滲んだ声で答えた。背中の皮膚の下が、また、ざわつく。うん。知ってるよ。]

わざとだよ。……オマエに覚えててほしいから、ずっと。今までの。ぜんぶ。

[一度だけ、抱き締める腕に力を込めて。
彼女の身体を、常のように抱き上げた。片腕に座らせ、背中を支えて。]

(…………ヤニク、)

[>>139>>141ごく自然に彼女の思考を導いてくれた彼には、唇の動きだけで。すまん。そう。]

(142) 2014/09/08(Mon) 23時半頃

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