— 繁華街 → 御渡公園 —
それは…、それには、全くの同意見だねえ。
[>>128
事実、今も此方に這い出る悪魔の数数と、
生き残っている市民の数は何方が多いのだろう。
こうしている間にも落ちて往く砂の一粒の音が、
更紗と聞こえるような、気さえする。]
[頷いた。]
砂時計が壊れてさえしまわなければ、
"終わってしまったこと"もひっくり返せるだろう。
でも、けれども、時計自体が無くなってしまったら、
全てはお手上げ、手遅れになってしまう、
——— かも、しれない。
[清濁入り混じる複雑の夜明けに、吐き出した息の色は。憂愁と焦燥と静寂と、それから、色をとりどりと混ぜた絵の具のようなカラーパレットじみていた。だからこそ、複雑も過ぎれば黒一色になるように、シンプルに単一化され、読み辛かったかもしれない。]
(139) 2016/06/23(Thu) 17時半頃