……と、とにかく!
[一瞬、セイカをギュッと抱き返し、直後に彼女の肩を掴んで互いの顔が見えるように引き剥がす]
…わかった。…わかったけど、これだけは言っとく。
私は、別にセイカが『レティーシャ』だから手伝ったわけじゃないから!
…確かに、きっかけはそうだったけど…それはきっかけに過ぎないっていうか…。
だから、アンタは『レティーシャ』としての責任とか、そういうのはともかく、『セイカ』として出来ることをしなさい!
ソレで『レティーシャ』に足りない分は、わた……誰かが補えばいいことだから。
お互いが出来ることをする。それには納得するけど、無茶なことするんじゃないわよ?
…私は、私が気に入ったヤツにしか使われる気はない…でもね!
………気に入ったやつが…見つからなかった場合は、ほら…『まともに使える可能性があるヤツ』に使われるのが一番な訳で…。
それで行くと…ほら……だから…。
(139) 2012/02/05(Sun) 20時半頃