人狼議事

60 ─昨夜、薔薇の木の下で。


【人】 さすらい人 ヤニク

[そして昨夜が繰り返される。
 夢ではない現実の中で、確かな痛みを伴いながら、
 再び体がねじ伏せられ、抉じ開けられていく。

 沈黙にきっと彼の悲しみは見出せた。
 一度制止しようとして、けれどそれはもう遅い。]

 ――……、 ッ あ……

[見出したものに湧き上がるのは、胸の苦しさで、
 けれどどんなに苦しくても、体は快楽を感じている。感じてしまう。
 多分、きっとこれからも。

 繰り返される昨日よりも、尚酷く扱われて。
 それでも嬌声を上げる自分自身にひどく嫌悪する。

 与えられる嘲笑は追い討ちをかけて、膿んだ傷の上からまた新たな傷を刻み込んで行く。
 どこもかしこも痛んで、痛まない箇所などなくて――どこにも見出せない救いにどこか安堵する]

(102) sen-jyu 2011/08/13(Sat) 23時頃

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