人狼議事

60 ─昨夜、薔薇の木の下で。


【人】 良家の息子 ルーカス

 ……――― っ……

[どうして上手く伝わらないのだろうか。
彼が負い目を感じる必要など、どこにもないと。そう言いたいのに。

涙に堰き止められて、言葉が上手く出てこない。

もどかしくて、それでも、「友と呼ばれたい」と言われれば、どうしようもない多幸感が胸に満ちる。]

 すまな、………
 ………君が、……望むなら、僕は
 僕は、……

[目元に伸びる指を、避ける事はしない。
触れる指先が涙を拭おうとすれば、数度瞬いて。
それから、ふ、と笑う。
其れは笑みと呼べただろうか。――― わからなかったけれど、笑いかけようとして。

そうして腕をその背に回して、抱き寄せるように力を籠めた。]

(97) kirisame1224 2011/08/13(Sat) 22時頃

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