人狼議事

162 絶望と後悔と懺悔と


【人】 死ね死ね団 サミュエル

[マユミのことを女の子として意識しはじめたのは、
 一緒に洗濯をして、いつのまにか自分のほうが指が長くなっていたから。
 彼女の手は白くて細くて、それがあかぎれになりかけているのを見て。

 必死に洗濯板に洗濯物を押し付けて小さく頭を揺らしている。
 サラサラの髪が宝物にみたいに見えた。


 そして、それを考えると、なんだか、自分でもびっくりするぐらいに、嬉しくなったり、楽しくなったり、悲しくなったり、寂しくなったり。

 きっとリーにも相談したんじゃないかと思う。こう好きとかじゃなくて、マユミは案外綺麗だったんだな、とかそんな物言いで。


 でも、だから、マユミとどうにかなりたかったわけじゃない。
 リーもマユミは可愛いといってにやにやすれば、ああ、リーのほうが、お似合いだし、リーならとかそんな風に思ってた。

 だから、態度もよそよそしくなったりもしたし、
 あきらかに向こうからはおかしく見えたこともあっただろう]

(96) 2014/02/12(Wed) 06時頃

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