人狼議事

30 ─今夜、薔薇の木の下で。


【人】 掃除夫 ラルフ

──…ッ
逃げないんだ。

[ベネットの喉に食い込ませる指先は蒼白。首を絞めれば下手をすればそれこそ人は死ぬ。突き出された拳で相手が必死である事がわかる。渾身の拳は臓腑に、鈍痛を抱えるラルフの身体に深く響く。目の前がクラリと揺れるその痛みよりも、ラルフの行為の妨害に対する反応で、喉元の手を緩めた。]

嗚呼、離せ、な、い…ね。
少なくとも、俺がディーンの所で行って話をする間も待たず
勝手に放火されちゃあ困る。

[首から離れた腕はベネットの襟元を掴み直し、ラルフ自身も半ば膝を折りながら、床に引き摺り倒すように。セシルの事があるにせよ、ディーンはおそらくラルフが懇願した所で、一度言った事を翻すとは思えないのだけれど。]

──せめて。
待って……。
話をする間だけでも。

[口惜しさから、生理的な涙が流れた。]

(96) 2010/09/09(Thu) 13時頃

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