人狼議事

30 ─今夜、薔薇の木の下で。


【人】 掃除夫 ラルフ

─ サイラスの部屋→医務室>>87

[肩口に感じるディーンの吐息。
 返る言の葉に、張り裂けそうに痛む胸のざわめきが少し落ち着くのは何故だろう。
 まだ、ディーンが代償に片目の視力を失った事には気付かぬまま、薔薇の香りが立ち籠める部屋の中、抱きしめる腕にぎゅっと力を籠めながら、ラルフは二度頷いた。]

…う、ん。

夏期休暇中で、時間が掛かるかもしれないけど、
お医者さん呼ばないと──。

[薔薇の呪いは、ディーンともまた違う形でラルフも感じていて。
 取り返しの付かない事態が、まだサイラスだけで済んでいる事に、ディーンの無事にラルフは安堵する。
 深い眠りに落ちたサイラスの身を清める手伝い。寝台にうつ伏せられていた彼はどんな貌をしているのだろう。身を穿つ傷だけではなく、縛り戒められた痕跡がサイラスの手足に残る。後ろから獣のような姿勢で貫かれた事も含め、その行為の痕跡にラルフは既視感を覚え、途中で沈黙のうちに何度か手を止めた。]

(94) 2010/09/08(Wed) 05時頃

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