─ 回想:去年の秋 ─
二人は下がってて。
[そのインネンの内容(>>48)はくだらないもので。喧嘩の理由にもならなくって。だからこの子はその内容よりも、喧嘩を売る事自体が目的だったんだろうって。まるで『何かにとりつかれたように』。そう思ったから。
だから、二人…こころちゃんとシンイチを後ろに下げて私が前に出た。─後ろから制止の声がかかっても、これは私の仕事だと直感─!]
じゃあ、はじめますね。
呀!
[先制宣言!拳を構えると視界になんだか黒いモノが見える気がして。直感と感覚のままに、打つべし!打つべし!打つべし──!!
拳(なんだか光ってた気もするけど、たぶん私にしか見えなかったと思う)をふるったのはその子に対してじゃなくって、その子のまわりにあった黒いモノ。…だったんだけど、生憎私にもその自覚はなかったんだよね。その時は。]
(88) 2018/09/07(Fri) 21時頃