人狼議事

70 領土を守る果て


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

― 一人でできるもん >>82ヤニク ―
[アルトワールに行った事があると言われ懐かしげに目を細めた]

本当にいい国だった……。
ヤニクも訪れた事があったのか、奇遇だな。

[目の前の青年が自分の国を滅ぼした事に気付かない。
大切なものを慈しむように故郷の話を、そしてセシルの話を始めた。

その国は芸術が盛んだった事。
自分はランタン職人の家に生まれたが職人気質で頑固な父によく反発して喧嘩ばかりしていた事。
友人の父は宮廷音楽家でその友人も音楽が好きだった事。
誕生日にオルゴールを作って贈った事、お返しもらったハーモニカで故郷の歌を一緒に練習した事――他にも、様々な思い出話をした。

他愛ない内容だった、平凡でありふれた内容だった。
だが、それは彼にとってとても幸せで温かな思い出だった。
決して取り戻す事のできない大切で懐かしい記憶。
ヤニクに語ると言うよりも、思い出を懐かしむようにぽつりぽつりと一人語りをするように話し続けた]

(85) 2011/11/23(Wed) 19時半頃

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