―合宿所・ホール―
[太一と共に歩いていると、この景色をどこかで見覚えがあったような気がした。しかしぼやけたように、記憶はクリアではなく、すぐに気のせいかなと思い直す。
ホールまでやって来ると、3人の男女が会話をしているのが見えた。>>32>>39>>@2
その中に太一の知り合いがいたらしく、名を呼び手を振ってこちらの存在を示す。>>46瑞希と呼ばれた子はすぐに反応を返した。>>59派手な雰囲気の女の子だった。麻里はどちらかと言うと、地味なタイプであるが故に自分とは相反した瑞希のようなタイプが若干苦手だった。
3人の元までやって来て、他の2名にも目をやる。
1人は幼い感じの女の子>>@4で、麻里よりも少しばかり小柄。そんなに悪い雰囲気ではなさそう。
もう1人の男に目をやると、瑞希とはまた違った苦手意識を持ちそうになるタイプ。麻里にとってはこの男の人を蔑むような態度とにやけた表情が、心底気に入らないのかもしれない。]
…………。
[合流したメンバーたちと会話を重ねている間、麻里は比較的沈黙したまま話を聞いていただろう。名前ぐらいは言ったかもしれない。]
(84) 2015/01/31(Sat) 16時頃