人狼議事

213 舞鶴草の村


【人】 落胤 明之進

母が病に倒れ亡くなった後も僕は屋敷に残れた。

しかし主人が亡くなると、僕はこの屋敷にいることは出来なかった。
残ろうとも思わなかった。煩わしい世間の言葉にはうんざりだ。
もう子どもではない、一人で生きていこうと決意した。
もちろん引き留められることもなかった。

噂話は噂なのかもしれない真実なのかもしれない。
今となっては誰にも聞く術はない。

手元に残った母の遺品の簪は答えてはくれない。
こんなものいっそ捨ててしまおうか―

屋敷の主人に感謝はすれぞ、母には何も思わない。
屋敷で過ごしていた日々から母に対して次第に怒りや憎しみすら覚えていた。

(79) 2015/01/18(Sun) 23時半頃

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