[そして今。
シーシャは食堂でフィリップと話しています。
シーシャが何を思って何を期待してたのかは、話すほどのことではありません。時折じっと観察するように彼を眺めているのは、いつも彼の近くにいるピーちゃんには気づかれていることでしょうけど。]
節穴かっぴらいてんじゃねぇぞ
どこからどう見てもそっくりだろうが
[ふん、と鼻息ついたシーシャですが、フィリップが絵描きを生業としていることをぽいと放り出していました。あやすのが得意だというフィリップにも疑わし気な眼差しをむけますが、それはともあれ、ピーちゃんです。
飼い主が止めようとしていましたが、しばらく食堂には姦しい音があふれていたでしょう。]
[その喧騒がようやく収まった時、シーシャはもう一度鼻息をついて]
ま、いつだって教えてやるけどよぉ
とりあえず一人で十分な食事できるようになれよ
(74) 2016/12/01(Thu) 01時頃