[メオの方が一足先に食べ終わったようで>>59、「食べたからいいでしょう?」と尋ねてきた。本当ならよくできましたの意味も込めて手渡ししたいところだけど、今は目の前の緑の物体を食べ終えることが先。
仕方ないから、えぇ、とだけ応えて微笑む。
ようやく忌々しきゴーヤを食べ終えた時、メオの携帯が震えた。
「恵ちゃんを連れて来る」という彼女には]
もちろんよ。ゴーヤも取っておいた方がいいかしら?
[なんて冗談を交えて返す。もっとも、後半部分は聞こえていたかどうか怪しいけれど。
…そういえば、彼女は「恵ちゃん」と言っていただろうか。無事連絡が取れてよかった、と考えてからグレッグのことを思い出す。彼はどこにいるのだろう。宿の何処かに彼の携帯番号が無いだろうか、と考えてながら、手はフルーツへ]
これ、どうぞ。シエルさんトマトお好きでしたよね?
[お皿の上にトマトを見つけて、にこりと笑いながらたっぷり取り分けてあげる。
たしか、村の誰かがシエルさんの畑はトマトだけはどうしても育てようとしないと言っていた気がしたから]
(63) 2014/05/29(Thu) 18時半頃