人狼議事

60 ─昨夜、薔薇の木の下で。


【人】 厭世家 サイモン

― 自室 ―

[薔薇の悪夢から目覚めて後、サイモンが真っ先に始めた事は、部屋の中央にイーゼルを立てキャンバスに帆布を張る事だった。
 床に転がるは、鉛筆でラフにデッサンされた薔薇の茨に惑わされた少年たちの絵。
 だけど、新たに筆を持つ手が描くはそれとはまったく別のもの]

 ……急がなければ。
 俺の裡に、あいつの温もりが残っているうちに。

[筆を持っていない方の手の親指をがじりと噛む。
 日が経つほどに薄れていくあの記憶を忘れないために。
 己の身体で感じたフィリパの記憶を、キャンバスへと塗り込めていく]

(62) はまたん 2011/08/13(Sat) 11時半頃

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