人狼議事

167 あの、春の日


【人】 露店巡り シーシャ

あ。――…わっ、

[>>56 先程と同じように背中に掛けられる細い声。己が振り返るより先に聞こえる、犬の鳴き声。
足元に寄り付く大きな綿毛。そこにお目当てのものが無いと解ると、子犬は無言で自分を見上げていた。
褐色が、ボタンのようなくりくりとした目を捉える。]

エリーさん…、ぁ、その……――…む、迎えに、き、来ました。

[迎えに行く、とは素直に言い難かったけれど。他に表現が思いつかなかった。
間の悪い会話。互いに目を見合わせようとしない。子犬が空間を埋めるように、右へ左へと動いたか。
――…しかしながら、視界の端に映る、大きなキャンバス。
それだけでない。筆、絵具、クロッキーブック等々。

こんな夜にスケッチな、訳がない。]

――…ぇ、エリーさん…?   あ、あの、何を……?

[ほんの少しだけ、声が硬質なものになる。]

(60) 2014/03/07(Fri) 20時頃

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