[隣の相方に目配せ。>>54相方が前に出るのに合わせて一歩下がり、私も構える。
そして影の蝶を作り出しながら、私なりの覚悟を述べるだろう。]
覚悟というなら、最初から。
私はテルを生き返らせるために戦ってるんだ。
……私の死に巻き込んでしまったから、その責任のため。
[それは死神に言っているというよりは、自分自身の記憶を確かめるように。
戦う動機を思い出して、呟く。]
でもね。
それだけじゃない。
私がゲームに勝ち残りたい理由は、自責の念だけじゃない。
無くなって初めて気付いたことがある。
それは、私が私でいるために必要なもので、ずっと、あるのが当たり前だと思っていた――私の“絆”そのもの。
取り戻さなきゃ、死んでも死に切れないってようやく分かった。
[現在進行形で私の脳を蝕むモノクロの毒を、振り払うが如く。強く宣言を。]
(57) 2015/03/19(Thu) 02時半頃