人狼議事

126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜


【人】 風来坊 ヴェラ

[白狼は駆ける。激しい飛沫を上げながら、猛スピードで駆けていく。
 それは、大したことではない。
 荷に結ばれた馬を引き離すことは、通常の狼でも難しくはないのだから。

 こんな供物の魔法を扱っていると、知り合った魔法使い達から訝しがられることがある。
 3年も同じ種類の魔法を扱っていることは、「供物の備蓄がある」ですますが。
 不思議がられるのは、ヴェラが無駄に魔法を使っているように見える>>37ことが多いからだ。
 今だって、馬車に乗ったままでも、ごく自然に到着できるはずなのに。
 そんな使い方をして、供物の消耗が心配じゃないのか? と。

 戦いの場所が近づいていく>>48>>50
 狼は臭いを察知し、走りながら雨降りし空を、きっ、と睨む。
 捉えたのは、はるか上空を旋回している、一匹の烏の魔物>>39
 魔法使い達に恐れをなし逃げ出したのか、果てまた、彼らより恰好の獲物、『ただの狼』を見つけて、標的を変えただけなのか……]

(56) 2013/06/10(Mon) 20時半頃

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