人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―食堂―

[ そうして辿り着けば何を買おうか。
 軽く摘める程度のもので構わなかったのだけど、
 一先ず飲み物が欲しくなった。

 生温いココアでも購入してしまえば
 ベネットは何を買うだろうかと視線で
 眺めつつふと思い出したように口を開いた。 ]

  君は家に帰らなくて良かったの。

[ 余計なお世話かもしれないがふと、尋ねてみた。
 フェルゼは毎年この季節は帰らない。
 夏には戻るが春の連休はどうもやる気が起きず、怠惰に過ごしていた。
 だが彼はどうだったろうと一つ尋ねる。

 その視線が知らず指にいってしまうのは
 仕方のないことで、誤魔化すように
 飲み物の縁を指でなぞった。 ]*

(56) 2018/05/15(Tue) 16時頃

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