人狼議事

151 雪に沈む村


【人】 こひつじ アリス

-5年前-
『あの日は見事な秋晴れで。銀杏の葉が陽光を受けて金色に輝いていました。雲は穏やかに過ぎていき。
こんな日は、お館様と奥様とお嬢様と爺の4人で仲良くピクニックなんて出来たらどれだけ素敵だったでしょうに。』

……爺。

『小さな蒼い目が爺を見上げていました。周りは黒い服に身を包んだ獣人で溢れ返っておりました。
奥様を慕う者や、お館様の部下達や、村の者も少なくありませんでした。
数は多くはありませんでしたが、お嬢様のお友達も数名参加していたかと思います。種族こそは様々でしたが、皆が一様に黒。
その中で、薄っすらと水を湛えたお嬢様の蒼い目だけが、やたらと眩しく輝いていました。』

…………お母様はどこ?

『爺には応える事が出来ず、黙して。涙をひとつ落とすだけでした。』

爺……お母様は?お母様は?……ねぇ

『冥福を祈る神父の澄んだ声が、秋空に溶けていき。その声を聞くと、奥様との思い出ばかりが浮かび。側にいる奥様の面影を強く残すお嬢様と重なり。
……奥様の御霊はきっと、あの空の何処かの雲になってお嬢様を見守っているはずです、と堰を切ったようかのように、涙は止まらず。嗚咽交じりの声で爺は答えました。』

(54) 2013/11/19(Tue) 02時半頃

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