人狼議事

102 あの、秋の日


【人】 聖歌隊員 レティーシャ

 
 ――わたしの心を くだくように

[自然と歌が紡がれる。手元で跳ねる白い水飛沫。
なぜ、こんなに虚しいのだろう。嫌われたのかもしれない、でもそうは思いたくない。]

 吹きつける 岬の風

[誰にどう思われても、平気だった。だから、同好会の会長も素直に引き受けたし、食事時に肉の争奪戦にも参加した、何度怒られても屋根に登った。
けれどどうして、嫌われたかもしれない、呆れられたかもしれないと思うことがこれほどに怖いのか。

水に浸す手は初めは痛みこそあれ、すぐにそれもなくなった。ソプラノを落ちる飛沫の音に乗せ、意味もなく両手で水を掬い溜める。]

(53) 2012/09/26(Wed) 18時頃

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