有り得ない……
[否定するように一人、首を振れど、呟きは虚しく空気に溶ける。それでもまだ信じることなど出来ずにいたが、不意に自分に向けられた目に気付き、戸惑う。彼らの目には、気の毒とか同情とか恐怖だけでなく、不信と敵意の色が込められていた。
疑われているのだ、と気付く。
じり、と一歩下がった]
[この時、恐れたのは。自分が人狼――村長殺しの犯人であると疑われたこともだけれど。
ヒュー、ケヴィン。二人を集会所から連れ出してしまったこと。自分のせいで、二人までもが疑われてしまう。違うのに。彼らは、そんな化物では、人殺しではないのに。
混乱の中で、一つ。彼らの話している内容が、嘘である可能性を見て]
[その場から逃げ出すように走る。向かうのは集会所。
遺体のある場所まで辿り着けば、布で覆われた何か>>42を目にして、ただ呆然とそれを眺めているだろう]**
(51) 2013/09/15(Sun) 05時頃