人狼議事

156 カイレミネ島の雪


【人】 FSM団 ミナカタ

 お。あった。よくつけてたなぁ、日記とか。

[押入れの中。段ボールに詰められた黄ばんだ何十冊と言う日記帳を見つけ、胡坐をかいてぺらぺらと捲り出す。探すのは勿論、70年前の日付。前回の冬将軍の到来。]

 これじゃねぇ。これでもねぇし……ん?

[ぺらり、と日記を捲る手を止める。
ゆっくりとそこに並んだ文字を追いかけ。知らず唇を引き結び。僅かに眉根を寄せると、ぱたん、と日記帳を閉じた。]

 今日は疲れたし、やーめた。
 また明日にすっかなぁ。

[日記帳を、段ボールの一番上にぞんざいに投げる。
投げた拍子に、先ほどまで読んでいたページがバサリと開いたのをそのままに。先代の部屋を後にした。

暗闇に開かれたままの日付は、三十年ちょっと前のもの。

――そこには、先代の医者だったロミオの。
  一人娘とその婿が亡くなった日のことが綴られていた。]*

(48) 2013/12/16(Mon) 21時頃

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