はは、隠れ家的な感じでやってるしね。
なかなかいーでしょ?
[店の存在を知らなかった。>>39
初見さんにはよく言われる言葉の一つである。
そりゃ宣伝してないしめんどくさいし、限定メニューがある訳でもないし、看板も大きくはない。
偶に、ふらっと誘われたかのように新しい客が来て、常連と化したり二度と来なかったり。
口コミで話題が広がる事もあまりない。
ぽつりこぼれた言葉にそう返して、
馴れ馴れしい言葉は、もしかしたら青年にとって苦手な人種の物だったかもしれない。
注文>>43が通れば、曲がりなりにも辛うじてギリギリ喫茶店であるが故、引っ張り出してくるのはコーヒー豆。
少し時間を要しただろうが濃い目に抽出したそれをたっぷりの氷の中に注いで、細いグラスを暗い色の液体で満たしていく。
先ほどの店員へもう一度配膳を頼んで、グラスに添えたのは赤い細いストロー。
お供のガムシロップピっチャーの中身は、要望通り多めに。
それと、フルーツの混じるパウンドケーキを2切れ。
それ自体は店で焼いた物では無かったのだが、表面からは、僅かブランデーの香りがした。]
(45) 2015/08/01(Sat) 03時半頃