人狼議事

223 豊葦原の花祭


【人】 釣り師 沼太郎

[相手が言葉を放つ度に、うんうんと頷いていれば耳が聞こえないという誤解>>35は解けるだろうか。

白い指先が示す先へと薄目を向けた。
其処には遠目からでも薄っすらと色付く蕾が。

「花は好き、なのかも」
確信の無い物言いだが、身体の内が温まった心地。
それこそ今にも花咲きそうに。]

 『あの巨木の桜、又の名を淡墨桜のお力を借りに来たのです。
 私も彼と同じ桜の木であるのでね。』

[理由を問われれば再び筆を滑らせて、]

 『この村には古今東西、時すら超えてあらゆる者が行き来します。
 自分が何者か分からない者、思い出したくない者も大勢居る事でしょう。それこそ貴女のような。

 しかし様々な境遇から来る者も、あの桜だけは一様に美しく映るようです。』

(41) 2015/04/19(Sun) 00時頃

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