人狼議事

213 舞鶴草の村


【人】 落胤 明之進

彼女>>18は眉を寄せ一瞬表情を曇らせただろうか。
膝をつき荷物を掻き分ける姿を見下ろす様に眺めていた。
小さな櫛を取り出し、ほうと息を吐くのは安堵から生まれたものだろうと思い、その櫛が彼女の宝物だと察した。

「それがお姉さんの宝物?素敵な櫛だね。」

自らも腰を下とし彼女と同じ目線になって語りかけた。
何か取られたかと聞かれれば、差し出された彼女の手のひらに丁寧に折り畳み直した手紙を乗せた後、口を開いた。

「僕も何も取られてないよ。宝物なんて持っていないんだ。」

―宝物を持っていない―
その言葉が自身の口から出ると無意識に視線を逸らした。
宝物を持っている彼女が羨ましいわけではない。
大切なものがないことを改めて認識するのが辛かっただけだ。

あ?と言われ再び彼女に視線を戻す。
自分より先に首を傾げる彼女に対して首を傾げ返し笑った。
喉に手を当てる姿から何かを伝えようとしたのかなと思ったが深くは気に留めなかった。この人は悪い人じゃない。

(35) 2015/01/20(Tue) 13時頃

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