[自室に向かっていたクシャミだが、階段を登ろうとした所で自身の空腹さに気付いてUターンをする]
…ここでのご飯最後になるかもだよね
[なら、部屋に篭るのは辞めよう。せめて少しの人でも会って自慢ではないが転院出来て生きれるかもしれない希望を話そう。そう考えて食堂へ足を向けた]
ニッハハ。ニハハハ
[ポケットに入れたままの髪飾り。外を見てみれば灰色の空と目によろしくない色の葉。これに色が付いたら、と想像すると笑わずには居られなかった]
治ったらディンさんに自慢しに行きたいなー。僕だって生きられるんだって。あの人、今何してるんだろ
[ふと、一悶着あった彼を思い出す。笑わず、人を見下したように見ていた彼の笑顔が見てみたい。物の大きさに恐怖したり、椅子に座るだけで怖がってしまう彼女が今どんな生活をしてるのか]
…想像しただけでも楽しみだにゃー
[転院する先に彼等は居るだろうか。ここを離れるのは寂しいが、その先にあるものを想像出来る喜びを今はただ味わいたかった]
(33) 2014/07/02(Wed) 16時半頃