人狼議事

223 豊葦原の花祭


【人】 手妻師 華月斎

だから言ったのに。久し振り、ってさ。

[ほんとうに、桜で。今更のような問い>>31には、確りとは答えない。代わりに幾分拗ねた語調で非難をひとつ。
それから、唐突に軽い調子で手を打った。]

ああ、そうだ。
あんたに会ったら見せたいモンがあったんだ。

[にんまり顔が袖を漁り、引っ張り出された扇子がぱつん、と小気味いい音で開かれる。そうして、未だ地面の上の彼に一度視線をやる。

すいと男の身体が動いて、取った構えは恐らく、亀吉には覚えのあるもの。
鼓も笛も無いけれど、それこそ彼の耳には忘れようもなく馴染んでいる筈のリズム。

遠くの祭囃子が霞む、奇妙な静寂をうすずみさま≠ニ蝶が舞う。
一小節。二小節。華奢な扇子が風を巻く。三小節。くるりと回る。着物の裾が、一拍遅れて身体に追い付く。四小節。ぴたり、と男の動きが止まった。ぱつん。再び乾いた音で閉じた扇子を、手の中で弄ぶ。]

(32) roki2 2015/04/23(Thu) 01時頃

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