人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 花売り メアリー

[――黒は弾け、青をまとうあかるい茜がひろがった。

「東雲」なんて言葉はマークは知らなかったけれど、意識に捉えた「色」は紛れもなく東雲のそれ>>*2だった。
 そしてそれは、絵葉書の中でだけ見たことのある、東洋の空の景色を想わせた。

 ああ、これを教えたのは誰だったのだろう。
 無知を恥じたマークが、図書館で漁った本の話だったか。それとも花を育てる手の持ち主から直接聞いた話だったか。
 それは「東洋をふるさととする、薔薇の原種」という言い伝え。]

(やっぱり、あの人は花だったんだ)

(――…似合ってる)

[幻視の中の「夜明け」から意識をふっと戻せば、
 そこには、現実の夜明けの光が射している**]

(31) sakanoka 2018/05/24(Thu) 14時頃

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