人狼議事

196 【飛入歓迎】秋のすずなりの男子高校生村


【人】 調律師 ミケ

― 放課後・美術室 ―

[下校時間となり足早に学校を去る者。天体観測の為に残る者。部活動や出された課題に精を出す者。

いつもより浮足立った放課後の空気を感じ、ロッカーから自分のスケッチブックを取り出す。開いたそこには窓から見た風景や、椅子に座った視点から描かれた教室の風景などのデッサン。
人は描かれていても遠目だったり、後ろ姿だったりと顔はない。

モデルを頼むのが気恥ずかしいというのもあるが、人を描くのはどうにも苦手だった。
それよりは芝生に寝転がってスケッチし、それを基に油絵で色を与える方が好きだったというのもある。

技術自体は高いとは言えない。コンクールに出しても入選したことは残念ながらなかった。それでも真っ白なキャンバスへ、目に映した光景を描き起こす作業は楽しく。話だけ聞いていた両親の故郷の絵を持ち帰った時は大袈裟な程に喜ばれた。

今回天体観測に参加しようと思った理由はふたつ。
空が好きで満天の星空と流星群をこの目で見たかったのと、

これを機に、何か変わることが出来ればという微かな希望。]

(31) 2014/10/02(Thu) 18時半頃

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