人狼議事

213 舞鶴草の村


【人】 見習い医師 スティーブン

[商売鞄から薬包紙を取り出し、手の甲を下敷きにして万年筆で文字を綴る。
故国の言葉と違い、彼女の国の文字は少しだけ歪んでしまうから、書くのは好きではなかったものの。それでもその文字で言葉を連ねたのは、ただの気紛れだ。
"正しく伝わる様に"、なんて。女々しい事は思ってはいない。

――"食べて欲しければ、直接渡しに来い"。

何とも尊大な言葉を、僅かに歪み、震える文字で。
それだけ書けば、名前も書かずに包みの上へと放り投げる。名を書かなくても、恐らく伝わるだろう。伝わらないなら、それはそれで]

それじゃあ、また。

[ひそりと。あの日彼女から交わした約束をなぞる様に、再会を願う言葉を口にして。
部屋を出て戸を閉めれば、薬師は振り返りもせずにその場を後にした。

最後に、宿屋の者に幾らか金を渡し、あの部屋は他を泊めない様にと言い留める。そうしないと、彼女が帰ってきた時に困るんじゃないか、と。お節介な考え故に]

(29) 2015/01/27(Tue) 08時半頃

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