―昨日のこと。一階で―
[>>3:575抱え込んだ宝石箱を指差されて、きょとんと瞬く。
それから少し迷ったあと、ぱちんと箱を開いて見せてあげる。
濁ったそれは、それでもまだ取っておくの]
おかえりノックス。
[>>3:569帰ってきたノックスへと、手を伸ばす。
差し伸べられた手。その手をなんの不思議もなく取るのは、小さい頃から変わらない。
いつのまにか、彼の手より自分の手が大きくなってしまったけども。
ずっと一緒にいたから。ずっと一緒にいるのに。
いつまでも同じ、は難しい。
>>3:585大人になるって多分、そういうことも一緒になってる]
ううん、ディーンはねえ。魔法が使えなくなって、ひとりで生きていけなくなっちゃった人なの。
怖がりだし、ぶきっちょだったし、 とっても……
[かわいそう、と。
ゆっくり、言った]
(27) 2014/11/21(Fri) 15時半頃