人狼議事

223 豊葦原の花祭


【人】 手妻師 華月斎

『桜、様』

[口内で確かめるみたいにしながら呼ばれた名前>>13に、男は隈取を引いた目をぱちりと瞬いた。
桜の根元に腰を下ろした青年が、ただ単に人の姿を借りた自分の印象に名を付けたのだとは思いも付かず。なんだ、気付いていたのかと事も無げに肩を竦めた。

なぜか詫びを口にする亀吉の、乱雑に拭われた頬には確かに残る泪の跡。
黙ってそれを見ていると、祭は楽しかったのかと質問で返される。]

祭りは勿論、楽しいさ。
今夜が楽しいから、生きていけるってもんだ。

[目を伏せ、感覚だけを身体≠ノ向けた。大丈夫、花はまだ落ちずに枝にしがみ付いている。
意識を此方に戻した。つい先程、疲れてしまった、と青年は言った。>>14
或いはそれは、心の柔い部分への立ち入りを拒む一線だったのかもしれない。作った笑顔の理由は、神であっても知る術はない。

ただ、男の眉間の皺が少しばかり深まった事だけは事実だった。]

(26) roki2 2015/04/23(Thu) 00時頃

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