人狼議事

230 【R18えろぐろ】妖虫戯曲


【人】 野伏り 余四朗

[暫く経ち、遊ぶのにも飽きた頃。]

 よ、っと。

[血の乾き固まった口元をぐいと拭い、腰掛けていた蜘蛛の脚から降り。
何処かに動くものは居やしないか、そんな事を思う。
主の命より誉より、兎も角腹が減っていた。
少し前までの満腹感が嘘のように、置壱を喰らったことでむしろ、次が喰いたかった。

 ――ぱき。

そこへ聞こえてきたのは乾いた音。
求めていた、動くものの立てる音。]

 …そっちか。

[早くも期待を湛えた目は歩む姿を捉えると細められ、呼応する様に尾は揺れ。
そのものが何処へ向かうのかをただ眺めていた。
此方へ来るのなら正面切って出迎えるつもりで、明後日の方へ行くのなら背後を取ってやろうか、と。]

(24) jamate 2015/07/12(Sun) 22時頃

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