人狼議事

197 獣ノ國


【人】 測量士 ティソ

「それにしても、暑いなあ…」

[時期としては夏を過ぎた頃だろうか。まだ元気なお日様は顔を出してはテカリテカリと輝いています。その下國の中心部の塔は不気味に光り続けている。
(まるで変わりない一日だ)
僕はそう思いながら、壁伝い影伝いに大學へと身体を向け歩み始めました。身体が乾涸びて行くような感覚には、身体を摩り耐えてみせることでしょう。

一歩一歩と灼熱とさえ感じられるその陽の元を二つの足で歩み続けている道中、僕は商店街へと入りました。若干騒がしさを感じられる其処は人も多く、そのことに少しだけ脅えさえ感じますが――何に対する脅えなのかは、知る筈もなく。意味無しに周囲を見渡していると、朝からやっているお店の前に、いつぞや大学で見かけたことのある人の姿>>6を見付けました。お店から漂う良い香りは、先程満腹になったばかりの腹を擽り。だけども財布事情を、腹事情を考えるならばと腹の欲しがりを耐え、すれ違う横目についには石段へと腰を下ろした彼女を捉え、その視線が此方へ向いたのならば、視線を逸らして気付かぬフリを。いつ迄も気付かれぬようならば、通り過ぎる迄は白亜にも近しい瞳に彼女を収めたことでしょう。]

(19) 2014/10/01(Wed) 02時半頃

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