人狼議事

140 【飛歓】星屑祭の街【RP】


【人】 雑貨屋 ティモシー

[少しの間であっただろう。しかし老人にとってその問いに答えを出すのは長い、とても長い時間であった。]

・・・その問いに答えよう。
死とは線の終着点などではない。
特に自分の死というものはただの通り道じゃ。
人間として生まれた以上必ず死ぬ。それは必然じゃ。
ともすれば死など恐れても仕方が無い。
悲しんでも仕方が無い。じゃから死ぬ直前までわしはこの店を離れられないんじゃろうな。

[そう言って老人は苦笑する。だが・・・と続けて]

他人の死は別じゃ。特に自分に近しくなればなるほど死は終着点に近くなる。それはなぜか?
永遠にその者を失ってしまうからじゃ。
もう二度とその者の声を聞けぬからじゃ。
わしはな。自己の死が近くなってからそう考えるようになったんじゃよ。
この年になってわしを置いて逝く者が増えた。
その度にわしは悲しいと思うし、心が開いたように思う。
それは貴女の死も例外ではないんじゃよ。

[そう微笑んで、けれど声音は真剣に、語る老人の横顔はしっかりと前を見つめている。]

(18) 2013/09/02(Mon) 23時頃

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