そう、だな……
これで祭が終わると、いい。
[まだ殺せる、と呟くオスカーに、まったく同じことを考えていたテッドが止める言葉など持つはずもないのだ。
傍にいたミッシェルはオスカーにどんな言葉をかけただろう。
昨夜、若者にかけたのと同じように柊の木へと誘導したかもしれない]
ニールのおっさん……、たとえオスカーじゃなくても、俺がアンタをやったかもしれないんだ……だから、なんでおっさんが、なんて嘆いたりは、しない。
ただ……おっさんが、御使いであることだけ、願う……
[地に倒れ伏したニールに、静かに言葉をかけて。
がっしりとした体格の彼を、広場へと運ぶにはこの場にいるメンバーでは力が足りないため、一度、証の葉を手にして広場に戻ることを提案する]
オスカー、ミッシェル。
葉っぱをとって、広場に行こう……自警団のみんなに、おっさんを運んでもらおうぜ。
[そう、不似合いなほどに軽く告げて。
オスカーが断らないなら、ミッシェルも頷くなら、三人で柊の木に向かう]
(16) 2010/08/06(Fri) 01時頃