人狼議事

223 豊葦原の花祭


【人】 座敷守 亀吉


 私のような者があの賑やかさに飛び込んでは、
 折角の酔いを醒ます邪魔者にしかなりませんから。

[ かつん、 と。
杖を軽く鳴らしてみれば、伝わったでしょうか。

この脚が自由ならば、縁が巡ってお逢いした外神様と
気侭に屋台を巡り歩いて、なんて素敵な響きですが。
生憎勝手が効かぬ身、折角の祭りの興を削ぐのは
気が進まぬというものです。
勿論、彼女が自分を不審に思うならそれも、仕方なし。

結局彼女は何を選択したでしょうか。
もし祭りに行くのであれば、見送りの挨拶を一つ。
その後は一人、薄墨桜の許へ、ゆうるり参りましょう。

彼の桜を望むのであれば、また道を示しましょう。
案内人の役を果たすには、私では足りぬでしょうから]

(15) 2015/04/18(Sat) 16時半頃

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