人狼議事

223 豊葦原の花祭


【人】 座敷守 亀吉

[草の鳴る音。>>12
心なしか、桜の匂いが強くなった気がします。

けれど、続いた聞き覚えのある声に、つい目を開けて。
其処にいらした姿に、濡れた瞳を丸くします。
それは、自分が勝手に探していた――

嗚呼、そういえば。
何故自分は、此処を目指していたのか]

 ――…桜、様。

[確かめるよう、なぞるように告げる名。
いつかの私は桜を、彼の方は迎えを。
其れ以外必要無いと仰せなら、私が身勝手に名をつけて呼んでもいいだろうと。
桜の香、それがただいやに懐かしかったから。
そんな理由で決めた名を。呼ぶと決めていた。

明るんだ視界の端、蛍の如く、月の如く、
光る蝶の名残を、見たような]

(13) mizuiro 2015/04/22(Wed) 16時半頃

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