人狼議事

64 色取月の神隠し


【人】 薬売り 芙蓉

―隠世への路―

[そこへやってきた人物を見れば、薬売りの顔には笑みが浮かぶ]

よく来てくれたねえ、めがね。
あたしも、志乃の仲間ってわけさ。――驚いたかい?
このくらいじゃ、驚いたりしないかな。

[志乃に手招かれるまま、半妖たる男へ歩み寄る]

隠世の里、なかなかいいところだよ。
あたしらも、いずれはそっちへ戻るからね。そしたら、ゆっくり遊ぼうじゃないか。

[志乃に左の手を預け、仁右衛門の袖を右手で引いた。
それから、左の手を離し]

さあて、じゃあ、行こうか。

[箏の奏でる音が、光の露となってこぼれてゆく。
あやかしの里へと繋がる道を、半妖とあやかしが連れだって、歩いて行った]

(10) 2011/09/16(Fri) 14時半頃

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