【人】 透明女子会 ヒナコ

いえ……お肉が、とっても、美味しくて……。
ケヴィンさん、ありがとう、おいしいおにくを、ありがとう……。

[大胸筋を使って良いというのなら、有り難くお借りしよう。
優しさと美味しさと嬉しさで、1分くらい涙を流すだろう。
大胸筋を涙で濡らし、てかてかに光らせて、私はそっとケヴィンさんから離れる。]

残りも頂いちゃいます。美味しいです。
ナナオくんも、良かった、良かった。

[まぁ何事も起こらないのは知っていたけど、泣いてた姿を見たら、ついつい頭を撫でてあげたい衝動に駆られたし、実際撫でた。]

あ、折角のお誕生日会なのにごめんなさい！
何か、盛り上がるものを……あ、そうだ。
余興にってアレを持ってきてたんだ。

[指をパチンと鳴らせば、アタッシュケースがぽん、と現れる。]

(10) 2018/02/07(Wed) 16時頃